平均寿命。

東京農工大と日本小動物獣医師会の調査でイヌとネコの平均寿命が2014年時点で、13.2歳と11.9歳だったそうです。

この30年程度でかなり寿命が延びています。

イヌでは1.5倍延びているそうですが、フィラリアの予防と混合ワクチンの接種率の増加でしょう。

昔は致死的な病気であったフィラリア症も今では簡単に予防できますし、症状が進んでいなければ内服を続けることで手術しなくして済むケースもあります。

一方で、都会をちょっと外れるとまだまだみる病気ではあります。

混合ワクチンに含まれている致死的な病気であるパルボやジステンパーも本当にみなくなりました。

ネコは2.3倍に延びたそうですが、これはフードが良くなったのと、昔と違い完全室内飼育が増えたからでしょうね。

一昔前は事故や喧嘩によるエイズ・白血病の感染で寿命は短かったと言われています。

また、地域ネコの積極的な避妊去勢で母子感染を起こしている子猫が増えていないのも寿命を長くしている要因の一つでしょう。

ただし、犬種・猫種で結構寿命は変わります。

例えば、イヌであれば体格が 超小型犬>小型犬>中型犬>大型犬>超大型犬 の順で平均寿命が1歳ずつ短くなっていくといわれています。

あくまで平均寿命です。

寿命が長くても短くてもお互いが幸いであればそれが一番だと思います。