ノミ・マダニの季節になりました。
5月4日の診察でマダニの感染が認められました。
飼主さんの話では色々な場所に散歩に出かけるとのことでした。
どこでマダニを拾ったかは確定的ではないのでここでは書きませんが、人も感染するのでお気をつけください。
当院で処方しているフロントラインプラスなどの外用薬であれば48時間で、ネクスガードなどの内服薬であれば24時間ほどで駆虫してくれます。
マダニが皮膚から血を吸う場合、頭を皮膚に突き刺してお尻を上げた状態になります。
そうすると皮膚への刺激が強くなるので、猛烈にかじったり舐めたりして気にし始めます。
そしてそこで初めてマダニの感染に気が付きます。
マダニの感染場所は手足先や顔周りが多いです。
これはマダニが草によじ登って次のターゲットをまっているためです。
突然手足などを気にし始めてイボみたいなものを見つけた場合、マダニであることが考えられます。
焦って取るとマダニの頭が皮膚に残ったままになることがあり、その場合、皮膚炎が起こります。
なので、マダニに感染していたら病院に来ていただくか、駆虫薬を与えているならマダニが死んで落ちるまで無理はしないでください。