夏の時期と色々な病気

暑い、とにかく暑い、もはや熱いというくらいの気温ですね。

確かまだ梅雨明け宣言聞いてないような?

今年の夏はどんな暑さになるんでしょうか・・・。

 

さて、暑くなってくるといろいろ病気が出てきます。

一番多いのは気温の変化による胃腸炎など消化器系のトラブルでしょう。

人と一緒で、胃腸にダメージがきて、食欲不振から始まり、嘔吐・下痢が続きます。

次に多いのは、以前お話した外耳炎を含めた皮膚感染症でしょう。

細菌が繁殖しやすい温度になり、病態が一気に進みます。

循環器の病気も忘れてはいけません。

心臓が悪い子は、暑さにより、脱水・体温上昇など心臓に負担がかかることが多くなります。

いつもより咳が多い、常にハァハァしている、舌の色が悪いなど、気になる事があればご来院ください。

心臓病の場合は、1日様子見ることが命取りになることが多々あります。

そして、本格的な夏になると怖いのが台風です。

犬猫で気象病についてのまとまった論文は見たことがないですが、診察している限り気圧の変化で症状が悪化するケースを経験しています。

具体的には、てんかん持ちの子やヘルニアなど関節が痛い子が調子を崩しやすくなります。

夏の台風や冬の爆弾低気圧には気をつけてください。

といっても、自然が相手なので気をつけることはなかなか難しいですが・・・。

人も動物も夏の熱さには気をつけましょう。