骨折は簡単に起こり得ます。
過去には、姉が自宅の犬を30cmくらいの高さから下ろした時に前肢を骨折したケースがあります。
前肢は手のつくタイミングで折れやすいです。
診察では、椅子から下りたときに指の真ん中の骨が折れたり、ドッグランなどで走らせた後に指の骨が欠けたりなど様々です。
椅子から下りる時に踏んでしまい、首を痛めたケースもあります。(1ヶ月くらい起立不能)
先日、自宅で発生したケースを紹介します。
赤っ恥な話ですがこんなでも折れるんだと心しておいてください。
ソファーの背もたれのクッション部分で寝ることが好きなチワワがいるのですが、寝てる時にバランスを崩し落ちました。
高さは70cmほどです。
見ている分には痛そうではなかったのですが、数日たってから時々後肢が跛行してました。
一過性だろうと思っていたんですが、だんだん酷く・・・。
まだ1歳にもならない子なので、大腿骨頭の病気であるレッグペルテス(大腿骨頭壊死)も考えられます。
そこでレントゲンを撮ってみたところ、大腿骨頭の一部が剥離骨折していました。
大きな骨折ではないので自然治癒待ちです。
正直まさか折れているとは思っていませんでした。
若いので骨が軟らかいのもあるかもしれません。
骨折はこのように起きやすい病気です。
骨折は病気というよりは事故の類になります。
皆さんも注意してください。