蒸し暑く、湿気の多い時期になりました。
この時期になると増えるのが、耳の病気と皮膚の病気です。
湿気と高温度による雑菌の繁殖により、外耳炎や皮膚炎が増えます。
最近は外耳炎の治療の際、1週間おきに2度塗ると1か月効果が持続する外用薬があり、煩わしい毎日の点耳をしなくて済む方法もあります。
皮膚のほうですが、シャンプーはどれくらいの頻度でやるべきかという質問をよくいただきます。
これはその子次第なんです。
皮膚の状態がかなり悪い場合は、毎日のシャンプーをすすめることもあります。
というのも、皮膚の状態が悪いときは菌の繁殖も凄いですし汚れも溜まりやすいです。
それらを手軽に奇麗にするにはシャンプーをするのが手っ取り早い方法です。
ちなみに皮膚が正常な時は2~4週間程度を目安としています。
よっぽど強いシャンプー(角質をそぎ落とすような動物病院で処方するようなもの)を使わない限りは、週1回シャンプーしても問題ないですが、本人へのストレスと皮膚の状況で判断してもらうのがいいと思います。
ちょっと小さなニキビみたいな膿皮が出来た場合は、週2回ほどシャンプーするだけで良化することも多いです。
病院に来る暇がないという場合は、家でのこまめなシャンプーをおすすめします。
シャンプーは毛にシャンプーをつけて泡立てるのではなく、キレイなスポンジにシャンプーをつけて泡立てた泡を全身に揉み込むようにしてください。
この方法が一番全身に均等にシャンプーが入りやすく失敗がありません。
シャンプーで一番失敗するのは、直接毛につけて泡立てようとして泡立てられず、シャンプー自体をたくさん使わないといけなくなり、それによってゆすぎもしにくくなるという悪循環です。
動物用のシャンプーは結構高いので、泡立てて使ってもらったほうが効率的です。
お試しください。