猫用の新しい糖尿病用の薬が出ます。
その名は「センベルゴ」。
SGLT2阻害薬の飲み薬になります。
簡単に言うと、血液中の糖分を尿に出して血糖値を下げるというものです。
人だとダイエット薬としても話題になりました。
通常、猫の場合、糖尿病になったらインスリンを1日2回打ってもらうことになりますが、この薬は1日1回の経口投与で済むというのが利点です。
注射の場合は、注射の手技の問題(ちゃんと打てたかどうか、打とうとすると猫が逃げてしまう、自分に針を刺してしまったなど)や時間の問題などがあります。
一方で経口薬は1日1回なので楽です。
自分に針を刺してしまうこともありません。
メーカーの話では、目安として5kgの子で3か月分になるそうです。
そのため、3か月分の薬をまとめて買うような感じになるので、1回の支払いがかなり高価です。
注射の場合も針やインスリンの費用も掛かりますので、簡単に比べると倍くらいの費用になるのではないでしょうか。
容量の小さい製品も出してもらえたら、1回それで試してもらって大丈夫そうであれば大容量のものを処方するのもできるんですが、今回は1規格のみ。
当院では初回は安めに処方させてもらい、その後は通常料金という風にしようかなと思っています。