新しい子をお迎えしたときのおすすめ検査があります。
その名は「糞便内抗原スクリーニングパネル Fecal Dx + ジアルジア」。
これは院内検査ではなく外部検査になるため、結果が出るまで1~2日かかります。
ですが、調べられる項目が、シストイソスポラ(コクシジウム)、鉤虫、回虫、鞭虫、瓜実条虫、ジアルジアの下痢を起こしそうなメインの寄生虫病6つを網羅しています。
院内でやる主な便検査法としては、持ってきてもらった便を直接顕微鏡で見る方法と、飽和食塩水に便を溶かして浮いてきた虫卵を見る浮遊法があります。
これらの方法は簡便なのですぐに結果がわかりますが、一方でジアルジアは死にやすいので便が新鮮でないと分かり難かったり、寄生虫が卵を産んでいない状態だと見逃したりします。
「糞便内抗原スクリーニングパネル Fecal Dx + ジアルジア」は、結果が出るまでに数日かかるものの、抗原検査なので寄生虫がいるかいないかはっきりします。
感染のタイミング次第では陰性になることもあるとは思いますが(家に来る直前に感染したとか)、お迎えした際には便の調子が良くても1度はやっておきたい検査です。
費用もそれほど高くもなく、家で便を採ってきてもらうだけ(小指の第一関節くらいの量)です。
忘れなければ子犬子猫におススメしていますが、忘れることも多々あります。
検査ご希望の方はいつでも便をご持参くださいね。